こんな期待の眼差しで見つめられたら…。

リードをくわえながらカメラをじーーーっと見つめているのは、Instagramユーザー@mucho_worldさんの愛犬・ムーチョくん（撮影時1才半／ペキニーズ）。

飼い主さんによると、この日は仕事が忙しくていつもの時間に散歩に行けなかったそう。ドタバタと慌ただしくしていたところ、ムーチョくんのこの姿が目に入ったのだそうです。

飼い主さんに“熱い視線”を送って、静かに散歩の催促をしていたムーチョくん。そんなムーチョくんを見た飼い主さんは、投稿で「賢賢犬（かしこかしこドッグ）の極み」「散歩より優先すべきことなどないと教えてくれている」と綴っています。

ムーチョくんの姿を見たときの飼い主さんの心境は？

ムーチョくんの愛らしいアピールについて、飼い主さんに話を聞きました。

飼い主さん：
「普段は決まった時間に散歩に行っているので、たまに散歩の時間が遅れるとリードをくわえて待っていることがあります。申し訳ないと思いつつも、ムーチョへの愛が極まりました」

ちなみに動画のその後ですが、「仕事をすべて放棄して即散歩に行きました」とのことでした。ムーチョくん、よかったね！

【獣医師解説】散歩に行きたい犬が見せるアピールとは

ムーチョくんはリードをくわえながら飼い主さんを見つめ、静かに散歩の催促をしていました。犬のこの行動からは、どのようなことがわかるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

岡本先生：
「今回のムーチョくんは『リード＝お散歩』と学習しており、飼い主さんに注目してほしくてリードをくわえて持っていったのではないかと思われます。

リードをくわえて持っていく以外にも、散歩に行きたい犬が飼い主さんに見せる『アピール』には…

・飼い主さんの後をずっとついてくる
・飼い主さんに向かって鳴く
・玄関付近でそわそわしている

などがあるでしょう」

リードをくわえて飼い主にアピールする犬「散歩より優先すべきことなどない」と思わせてくれる姿に愛が極まる

写真提供・取材協力／@mucho_worldさん／Instagram
（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生）
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文／雨宮カイ