「興奮しすぎて覚えてない」マリノス松原健、劇的ゴラッソにテンションMAX!国立の雰囲気は「本当に最高。31年前の開幕戦が…」

魂の一撃で聖地を熱狂させた。

横浜F・マリノスは2月25日、J1第1節で東京ヴェルディと国立競技場で対戦。開始7分で山田楓喜に直接FKで先制点を奪われるも、土壇場の89分にアンデルソン・ロペスのPKで追いつくと、90+3分に松原健の決勝点を挙げ、2-1で逆転勝利を収めた。

利き足とは逆の左足で鮮烈なゴラッソを叩き込んだ松原はタイムアップ直後、肩で息をしながらインタビューエリアに登場。劇的弾に関して、喜びを噛みしめるようにこう伝えた。

「ちょっと興奮しすぎて、あんまり覚えてないんですけど...。前半ああいう入りをしてしまって、なかなか自分たちのペースを握れないなかで、後半に何とかして、僕たちのペースに持ち込もうと。まずしっかり追いつけたことがすごく良かったです。最後、前向きな形がすごく出てきていたので、あそこはパスして終わるより打って終わろうと思ったのが、入ってラッキーでした」

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さらに、インタビュアーから「松原選手も興奮しているようですが、見ている私たちも興奮しました。本当に素晴らしいシュートでした。ちょっと冷静に振り返っていかがでしょうか」と振られると、松原は自身のシュートを次のように解説した。

「自分の感覚としては、あそこのコースしかないなと思っていて、なるべくふかさないように打ったつもりだったんですけど、それが上手く、良い回転がかかって、入って良かったです」

マリノスとヴェルディは、1993年のJリーグ元年でもオープニングマッチとして国立で激突。その際もマリノスが前半に先制を許しながら、後半に2点を奪い返し、2-1で超満員のファンを沸かせた。

「(今日の国立の雰囲気は)本当に最高でしたし、31年前の開幕戦の状況が戻ってきたことがすごく嬉しいです。そのなかで、何としても勝たなきゃいけない開幕戦だったので、本当に勝てて良かったです」

度々「年に1回決めるから、みんなの印象に残る。僕は年に1回でいいです」と冗談めかして口にする松原。ただファンは、ゴール量産を期待しているはずだ。

いきなり特大のインパクトを放った31歳の右SBは今季、さらに印象的な場面を生み出せるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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