インテルと契約残り1年のDFダンフリース、交渉を再開か…今季中に延長合意?

インテルは、オランダ代表DFデンゼル・ダンフリースとの契約延長交渉を再開したようだ。24日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

今年4月に28歳の誕生日を迎えるダンフリースは、2021年夏にPSVからインテルに加入。右ウイングバックの主力として公式戦通算119試合に出場し、コッパ・イタリア連覇や昨季のチャンピオンズリーグ準優勝に貢献してきた。

ダンフリースと“ネッラズーリ”の現行契約は2025年夏まで。昨年秋にも契約延長交渉が行われていたが、インテルが年俸400万ユーロ(約6億5000万円)+ボーナスを提示したのに対し、ダンフリースは150万ユーロ(約2億4000万円)の上乗せを要求したため、交渉は中断。また、昨年末にスポーツ選手に対する税制優遇措置が撤廃された影響もあり、契約残り1年となる今夏の現金化が噂されていた。

しかし現在、前回インテルが提示したものと同じ条件で、交渉は再び軌道に乗っているようだ。同選手の代理人とクラブ上層部の間ですでに何度も接触があったと、『ガゼッタ』は報じている。

同紙によると、インテルと同レベルの高い競争、および高待遇を保証する移籍先を見つけるのは容易ではないとダンフリースが判断。また、同選手はミラノでの生活を気に入っていることもあり、交渉のテーブルに再び座ることを決断したという。

なお、インテル有利の条件で交渉が進んでいる理由としては、昨年12月にダンフリースが負傷離脱している間に、イタリア代表DFマッテオ・ダルミアンが先発の座を勝ち取った影響が大きいようだ。同クラブは、今シーズン終了までにダンフリースとの契約延長に合意できる確信しているようだ。

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