独自制裁解除に反対せず 拉致家族会が運動方針

記者会見する拉致被害者家族会代表の横田拓也さん(右から2人目)ら。左端は早紀江さん=25日午後、東京都内

 北朝鮮による拉致被害者家族会と支援団体「救う会」は25日、東京都内で合同会議を開き、今後の運動方針を取りまとめた。横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(88)ら親世代が存命中に全拉致被害者の即時一括帰国を実現するよう求める従来の訴えに加え、それが実現するなら万景峰号の入港禁止を含む日本政府の独自制裁解除に反対しないとする方針を決定した。

 昨年の会議で表明した、帰国が実現するなら日本政府が北朝鮮に人道支援をすることに反対しないとの方針も維持。一方で帰国が実現しなければ、「私たちは強い怒りで、独自制裁の強化を求める」と方針に盛り込んだ。

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