【中山記念】横山典「上手に走ってくれました」マテンロウスカイが重賞初制覇

2月25日、中山競馬場で行われたG2・中山記念(芝1800m)は、7番人気マテンロウスカイが抜け出した。2着に10番人気ドーブネが入り波乱の決着となっている。

中山記念、勝利ジョッキーコメント
1着 マテンロウスカイ
横山典弘騎手
「本当嬉しいですね。幹夫のとこで、オーナー千代乃さんで良かったです。枠入って、ある程度展開も読めましたから、思った通りのポジションに入れて上手に走ってくれました。全然速いとは感じないで良いリズムでした。あんまり切れるタイプじゃないんで、直線向いたらもうすぐGOサインって感じだったんですけど、よく動いてくれましたね。この間は休み明けの分、ちょっと伸びあぐねていたんですけど、今日は1回使って伸びが良かったです。(大舞台に向けての期待は)去勢したりとか、ちょっと気性的に荒いとこがあったけど、だいぶ丸くなってきました。これから本当に頑張ってもらいたいと思いますね」

レース結果、詳細は下記のとおり。

2月25日、中山競馬場で行われた11R・中山記念(G2・4歳上オープン・芝1800m)は、横山典弘騎乗の7番人気、マテンロウスカイ(せん5・栗東・松永幹夫)が快勝した。2馬身差の2着に10番人気のドーブネ(牡5・栗東・武幸四郎)、3着に4番人気のジオグリフ(牡5・美浦・木村哲也)が入った。勝ちタイムは1:48.1(稍重)。

1番人気で田辺裕信騎乗、ソールオリエンス(牡4・美浦・手塚貴久)は4着、2番人気で西村淳也騎乗、エルトンバローズ(牡4・栗東・杉山晴紀)は7着、3番人気でR.キング騎乗、ヒシイグアス(牡8・美浦・堀宣行)は11着敗退。

上位人気馬は総崩れ

横山典弘騎乗の7番人気、マテンロウスカイが抜け出して嬉しい重賞初制覇を飾った。レースではドーブネが軽快に飛ばしていく中、マテンロウスカイは3番手に。ポジションが変わることなく直線の攻防を迎えると、逃げ粘るドーブネを目掛けて進出。坂を登って鮮やかに抜け出した。上位人気馬は後方で見せ場が全くないまま総崩れとなった。

マテンロウスカイ 17戦5勝
(せん5・栗東・松永幹夫)
父:モーリス
母:レッドラヴィータ
母父:スペシャルウィーク
馬主:寺田千代乃
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 マテンロウスカイ 横山典弘
2着 ドーブネ 吉田隼人
3着 ジオグリフ 戸崎圭太
4着 ソールオリエンス 田辺裕信
5着 マイネルクリソーラ 津村明秀
6着 タイムトゥヘヴン 大野拓弥
7着 エルトンバローズ 西村淳也
8着 ホウオウリアリティ 菅原明良
9着 ラーグルフ 三浦皇成
10着 ボーンディスウェイ 木幡巧也
11着 ヒシイグアス R.キング
12着 ソーヴァリアント 武豊
13着 エエヤン M.デムーロ
14着 テーオーシリウス 永野猛蔵
15着 レッドモンレーヴ 横山和生
16着 イルーシヴパンサー 岩田望来

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