【サウジダービー】坂井「2着馬がしぶとかった」フォーエバーヤングが無傷の4連勝

現地時間2月24日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われた、サウジカップデー4R・サウジダービー(G3・ダ1600m・3歳・1着賞金90万ドル=約1億3500万円)は、坂井瑠星騎乗、フォーエバーヤング(牡3・栗東・矢作芳人)が、海外の地で無傷の4連勝を決めた。2着にブックンダンノ(せん3・D.ライアン)、3着にベントルナート(牡3・J.ダンジェロ)が入った。勝ちタイムは1:36.17。

日本から参戦した、J.モレイラ騎乗のサトノフェニックス(牡3・栗東・西園正都)は10着、横山武史騎乗のセットアップ(牡3・美浦・鹿戸雄一)は11着敗退。

日本から参戦した坂井瑠星騎乗、フォーエバーヤングが無傷の4連勝を決めた。しかし、苦しい競馬だった。スタートでやや出負け気味で押していっての向こう正面。外から押し上げていっての進出で、大外からじわりじわりとポジションを上げていった。行きっぷりが今ひとつだったものの直線入口から猛追。先に抜け出したライバルを目掛けて最後まで諦めなかった坂井瑠星騎手の叱咤に応えてゴール寸前で際どく捕らえた。同馬を所有するサイバーエージェント代表・藤田晋オーナーは海外初勝利。

「自信を持って臨んだ」

サウジダービー・フォーエバーヤングと坂井瑠星騎手 (C)Jockey Club of Saudi Arabia

サウジダービー公式会見
坂井瑠星騎手 1問1答

●ドラマチックなレースだったと思うんですけれども、レースを終えて感想はいかがでしょうか。
「すごく自信を持って臨んだレースだったんですけど、思った以上に2着馬が強くてしぶとかったです。馬が強かったですし、よく頑張ってくれました」

●キックバックとかまだ初めてだったと思うんですけれども、それはどうですか。こっちの馬場で。
「今回海外で戦うために日本で色々な経験をしてきたので、その経験が生きたのだと思います」

●最後の直線4コーナーでちょっと距離があったと思うんですけど、ジョッキー自身はその時にどういう風に思われてますか。
「馬をすごく信頼していて、自信を持って臨んだので、届いてくれると信じて追っていました」

●ご自身のキャリアの中で、この馬はどういった強さを持っていると思いますか。
「デビューの最初のレースから乗せていただいて、僕の師匠の矢作先生の馬ですし、これからもっと色々な国で大きなレースを勝ってくれると思うので、僕自身も成長できるように頑張りたいです」

●サウジアラビアにジョッキー自身、何回も来ていただいて昨日も乗りました。この勝利の意味っていうのは、ご自身のキャリアにとってどんな意味がありますか。
「世界のビッグレースで毎回乗れるように、たくさん勝てるようにジョッキー続けていますので、そのための第1歩にすぎないと思いますけど、まずは今日勝つことができてすごく嬉しいです」

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