[新潟県アマチュア囲碁名人戦]挑戦者決定大会で奥田裕紀さん(新潟市秋葉区)が初優勝 3月23日、金子賢・県アマ名人と対局

奥田裕紀さん

 第62期新潟県アマチュア囲碁名人戦(新潟日報社など主催)の挑戦者決定大会が2月25日、新潟市中央区の囲碁サロン天元であり、新潟市秋葉区の会社員、奥田裕紀さん(32)が初優勝した。奥田さんは、3月23日に新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれる名人戦3番勝負で、5連覇中の金子賢・県アマ名人に挑む。

 挑戦者決定大会は上越、中越、下越の各地区予選会を勝ち抜いた15人と昨年の優勝者の計16人によるトーナメント戦で行われた。

 奥田さんは決勝で加茂市の瀬髙繁さん(74)と対戦。互角の競り合いが続いたが、中盤に瀬髙さんの見損じがあり、奥田さんが優勢に。終盤も奥田さんが冷静に逃げ切った。

 奥田さんは2023年まで3大会連続の準優勝だった。悲願の挑戦権獲得となり「アマ名人戦は何度も観客として見てきた舞台。名人は高い壁だが、精いっぱい立ち向かいたい」と意気込みを語った。

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