「まだ走りたかった…」5年ぶりに日本で開催されたBMXフリースタイルW杯、パーク男子は中村輪夢4位、女子は内藤が7位。決勝は無情の雨天中止に...

2月25日、神奈川県藤沢市江の島の特設会場で、5年ぶりの国内での開催となった国際自転車競技連合(UCI)公認のBMXフリースタイルのワールドカップ(W杯)が閉幕した。また25日に予定されていた、パーク男子、女子の決勝は雨天のため中止となり、24日までの結果をもとに最終的な順位が発表された。

今大会、男子パーク種目(パリ五輪正式種目)では、日本(8名)、アメリカ(5名)、フランス(5名)、オーストラリア(3名)、中国(3名)、メキシコ(2名)など、19か国・地域の総勢47名が世界から集結。女子パーク種目では、中国(7名)、日本(3名)アメリカ(3名)、フランス(2名)、ブラジル(2名)など、11か国・地域の総勢27名が世界から集結した。
パーク男子ではパリ五輪予選シリーズの派遣選手として選ばれている、中村輪夢(世界ランク3位)が4位、同じく五輪選考大会の派遣選手である溝垣丈司(同23位)が12位という結果となった。女子パークでは五輪選考大会の派遣選手の内藤寧々(同17位)が7位という結果を収めている。

今大会、パーク男子で4位という結果で、惜しくも表彰台入りを逃した中村は自身のインスタグラムのストーリーを更新。「まだ走りたかったてー。精進します」と綴り、悔しさを露にしつつも、次戦へ気持ちを新たにした。

また女子パークで7位となった内藤も自身のインスタグラムのストーリーを更新。「明日の天気が雨予報なので明日の決勝はキャンセルになりました。結果は今日の予選の7位で終わる事になりました」と大会結果を報告し、続けて「応援してくれた皆さんありがとうございました」とファンへ向けて感謝を綴った。

パリ五輪予選シリーズの派遣選手に選ばれている中村、溝垣、内藤の3選手は5月16日から行なわれる中国・上海での試合と6月20日から行なわれるハンガリー・ブダペストで行なわれる試合に出場する予定。その結果次第で、パリ五輪出場が決まることになっている。

五輪前、最後の国際大会となった今大会でパーク種目では、惜しくも日本人選手の表彰台入りが叶わなかった。しかし、パリ五輪予選シリーズの中国・上海とハンガリー・ブダペストでの残り2戦の活躍に注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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