東大寺の参道で車が人をはねる事故 1人死亡 車を運転していた79歳の男を逮捕

25日午前9時45分頃、奈良市にある東大寺の参道で車が歩行者をはねる事故がありました。

2人が搬送され、このうち1人は死亡が確認されました。

「きょう午前9時45分すぎ、東大寺の参道で普通乗用車が複数人の歩行者をはね、あちらのあたりでとまったとみられます」

この事故で、普通乗用車を運転していた小売業・池永明容疑者79歳が現行犯逮捕されました。

警察などによりますと、池永容疑者は歩行者専用道路である参道の手前から参道に進入し、歩いていた人をはねたとみられています。

2人が病院に運ばれ、このうち台湾出身の62歳の男性はおよそ3時間後に死亡が確認されました。

また、もう1人の男性は重傷の模様です。

池永容疑者は「ブレーキとアクセルを踏み間違えてしまった」と容疑を認めているということです。

目撃した人は―

「すごい音でした。ビックリするようなドーーンという音ですね。店の前に車がすごいスピードで入ってきまして、車のボンネットの上に人が乗ったまますごいスピードで」

「キャーっていう悲鳴が聞こえて、車がバーッと突っ込んできて、ぶつかる所を見ました。ガシャンと大きい音もしていましたし、倒れている人もおられたので、みんなパニックにみたいになっていた」

警察によりますと、池永容疑者は参道で土産店を営んでいるといい、警察は過失運転致死傷の疑いで詳しい事故原因を捜査しています。

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