やらなきゃもったいない!シチューより簡単な芽キャベツのクリーム煮を野菜ソムリエが解説

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春にかけて出回りスーパーでも見かけることが多くなる芽キャベツ。コロンとした姿が可愛らしく手に取りたくなりますが、調理法がわからず躊躇してしまう人もいるのでは?

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、まだまだ冷え込むこの季節に芽キャベツを使って気軽につくれるメニューを教えてもらいます。

【レシピ】気軽につくれる!芽キャベツのクリーム煮

[材料]2~3人分
・芽キャベツ…10個程度
・ウインナー…5~6本
(ベーコン4枚または鶏もも肉150gでも可)
・にんじん…1/3~1/2本
・玉ねぎ…1/2個
・にんにく…1かけ
・バター…大さじ2
(マーガリンで代用可)
・小麦粉…大さじ2
・牛乳または豆乳…2カップ(400cc)
・水…1カップ(200cc)
・コンソメ…キューブ1個(顆粒なら小さじ1 )
・塩コショウ…適量

[つくりかた]
1.芽キャベツは半分に切り、ウインナーは斜め切り、にんじんは薄めの半月切り、玉ねぎは薄切りにする。にんにくは薄くスライスする。
2.フライパンにバターを熱し、1. の具材を炒める。
3.おおむね火がとおったら、火を止めて小麦粉を全体に振りかけてざっくり混ぜる。
4.再びフライパンを火にかけ(中火)、牛乳・水・コンソメを加えて混ぜながら加熱する。
5.煮立ってきたら弱火にして5分ほど煮て、塩コショウで味をととのえて完成。

[コツ]
・小麦粉は全体にまんべんなく混ぜる必要はなく、だいたい全体にからんでいれば構いません。
・最後に煮る間はこげやすいため、常にかき混ぜながら煮てください。
・ウインナーやベーコンの代わりに鶏もも肉を使う場合は、ひとくち大に切って、炒めるときはほかの具材より先に炒めて色が変わってから鶏もも肉を入れてください。
・にんにくはお好みで使わなくても大丈夫です。

火のとおりやすい材料でつくりやすく

今回はにんじんや玉ねぎを薄めに切り、ウインナーのように加熱しなくても食べられる材料を使うことで、あまり深く考えずにクリーム煮がつくれるレシピになっています。

芽キャベツはレシピでは半分に切ることになっていますが、心配な場合は1/4サイズに切って入れてください。

煮る時間も5分としていますが目安程度で、実際にはお好みのとろみがついた段階で火を止めて構いません。

味つけはお子さんでも食べやすいようにコンソメを使っていますが、塩コショウだけでシンプルに味つけすることも可能です。

意外と「ふつうに」使っていい芽キャベツ

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ちょっと特別な野菜に見える芽キャベツですが、実際はあまり気にせずほかの野菜と同じように使ってOK。

味はキャベツと似ているため、キャベツが合う調理法や味つけなら芽キャベツでも合います。キャベツより甘みが強めなので、お子さんでも食べやすいのもうれしいですね。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。インスタグラムは@megumi_kitchen_and_atelier。

編集/サンキュ!編集部

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