プレミアの「ビッグ6」を退団してから大ブレイクした選手たち

サッカー選手には移籍がつきもの。大物スターとポジションが重なっていたり、監督から信頼が得られなかったりして、他のクラブに新天地を求める者も数多い。

今回は『Planet Football』から「イングランド・プレミアリーグのビッグ6を退団してから大ブレイクした選手」をクラブごとにピックアップ。

アーセナル:エミリアーノ・マルティネス

アーセナルを旅立ってからブレイクしたアカデミー出身選手は数多い。エベレチ・エゼやユヌス・ムサー、セルジュ・ニャブリらがトップチームで活躍することなく他のクラブで成長した。

しかしその中でもエミリアーノ・マルティネスは特別だ。アーセナルでは8年間も在籍していたのに15試合しかプレーしておらず、ローン移籍も経験。しかしアストン・ヴィラへの移籍後はプレミアリーグ屈指のキーパーの1人となり、ワールドカップでも優勝した。

チェルシー:ケヴィン・デ・ブライネ、モハメド・サラー

チェルシーは2名の選手を選ばなければならない。ケヴィン・デ・ブライネは2012年にヘンクから加入したが、半年間はほとんど出番を得られずに苦戦。その後ヴェルダー・ブレーメンへのローン移籍を経てヴォルフスブルクへと放出され、そこで大ブレイクを果たした。

そしてモハメド・サラーも同じように若くしてチェルシーへとやってきたものの活躍できず、その後イタリア・セリエAへと移籍。フィオレンティーナとローマで飛躍を遂げ、そしてリヴァプールのエースとなった。

リヴァプール:アンソニー・ゴードン

現在ニューカッスル・ユナイテッドでプレーしているアンソニー・ゴードン。エヴァートンからマグパイズに加入したことで知られるが、実は11歳まではリヴァプールの下部組織でプレーしていた。

昨年4000万ポンドもの移籍金で取引された彼は、ニューカッスルで「点が取れる快速ウインガー」としてプレミアリーグ屈指の存在に。イングランド代表にもと期待されている。

マンチェスター・シティ:コール・パーマー、ドウグラス・ルイス

マンチェスター・シティもチェルシーと同じように二人の選手を選ばねばならない。コール・パーマーは昨季トップチームで14試合に起用されて期待の若手と言われたが、今季はチェルシーへと移籍。すでに新天地で21試合10ゴールと大ブレイクしている。

そしてブラジル代表にも選ばれたドウグラス・ルイスもマンチェスター・シティを経てブレイクした選手。彼に至っては2017年に獲得されてからずっとジローナに貸し出されており、シティのユニフォームを着て公式戦に出場したことがない。2019年に移籍したアストン・ヴィラで大活躍し、今やプレミアリーグ屈指のMF。

マンチェスター・ユナイテッド:ウィルフリード・ザハ

若くしてクリスタル・パレスからマンチェスター・ユナイテッドに加入したウィルフリード・ザハ。その時から素晴らしい才能を持つドリブラーとして評価されていたものの、ほとんどチャンスを得られず。

デイヴィッド・モイーズ監督から戦力外を言い渡された彼は古巣のクリスタル・パレスに戻り、そこで悔しさをバネに急成長。クラブの中心選手として長くプレミアリーグで活躍した。

トッテナム:マーカス・エドワーズ

グアルディオラとバチバチ対立。「世界最高監督と喧嘩別れ」した8名のスター選手たち

守田英正が所属しているスポルティングCPで活躍するウイングのマーカス・エドワーズは、トッテナム・ホットスパーの下部組織で育った経験を持っている選手だ。トップチームではカップ戦の1試合しか起用されず、ノリッジ・シティとエクセルシオールへのローン移籍を経てヴィトーリア・ギマランイスに放出された。

ポルトガルに渡った彼は持ち前のドリブルを生かしやすいリーグで高く評価され、2022年1月にはスポルティングへ移籍。強豪でもその実力を発揮し、ポルトガルリーグで「イングランド人選手としての最多ゴール記録」を更新した。

© 株式会社ファッションニュース通信社