カブスがベリンジャーとの再契約で合意 3年8000万ドルとの報道

今オフのFA市場において、大谷翔平に次ぐ「ナンバー2の打者」と評価されていたコディ・ベリンジャーの契約がついに決まったようだ。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、カブスとベリンジャーは3年8000万ドルで再契約を結ぶことで合意。1年目と2年目のシーズン終了時にオプトアウト(契約破棄)できる条項が盛り込まれているという。年俸は今季と来季が3000万ドル、2026年が2000万ドルであることが報じられている。

ベリンジャーの移籍先候補と目されていたチームが次々に外野手補強を終え、カブスの選手たちから再契約を望む声が上がるなか、ベリンジャーの争奪戦は大方の予想通り、カブスとの再契約という形で決着した。争点はベリンジャー(と代理人のスコット・ボラス氏)が短期契約を受け入れるかどうかだったが、オプトアウトできる条項を盛り込み、再びFA市場に出て長期契約を得るチャンスをベリンジャーに与えるという形で合意に至ったようだ。

今オフ、カブスはドジャースとのトレードで強打の有望株マイケル・ブッシュを獲得。球団ナンバーワン有望株のピート・クロウ=アームストロングも昨季メジャーデビューを済ませており、今季は正一塁手にブッシュ、正中堅手にクロウ=アームストロングを抜擢する可能性もあったが、まだメジャーでの実績がないだけに、不確定要素も多かった。一塁と中堅の両方をこなせるベリンジャーと再契約したことで、ブッシュとクロウ=アームストロングに余裕を持って経験を積ませることができるようになった。

カブスは今オフ、先発に今永昇太(4年5300万ドル)、ブルペンにヘクター・ネリス(1年900万ドル)を加え、投手陣のアップグレードに成功。昨季リーグ3位の819得点を記録した打線は、ベリンジャーとの再契約で戦力ダウンを防いだ。昨季は惜しくも1ゲーム差でポストシーズン進出を逃したが、4年ぶりの地区優勝&ポストシーズン進出を狙える体制が整ったと言えそうだ。

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