メッツ・千賀滉大が右肩にPRP注射を受ける 投球再開までに3週間

右肩後方を痛めてシーズン開幕に向けた調整の中断を強いられている千賀滉大(メッツ)について、MLB公式サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者が最新情報を伝えている。ディコモ記者によると、千賀はニューヨークに戻り、痛めた右肩にPRP注射を受けたようだ。「投球プログラムを再開するまでに、彼のシャットダウン期間は3週間続くだろう」とディコモ記者。戦列復帰は最短でも4月下旬、現実的には5月に入ってからということになりそうだ。

千賀は5年7500万ドルの大型契約でメッツに加入した昨季、29試合に先発して166回1/3を投げ、12勝7敗、防御率2.98、202奪三振の好成績をマーク。1年目からオールスター・ゲームに選出されただけでなく、新人王投票ではコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)に次ぐ2位となり、サイ・ヤング賞投票でもポイントを獲得して7位にランクインした。昨季途中にジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーがトレードで移籍したため、今季は開幕からエースとしての働きを期待されていた。

ディコモ記者は「メッツは千賀の戦列復帰までのスケジュールを明らかにしていないが」と前置きしつつも「計算をするならば、3週間のシャットダウン期間に加え、通常のスプリング・トレーニングでは6週間のビルドアップ期間が必要だ。よって、最良のシナリオでは4月下旬に戦列復帰することが可能だろう」と指摘。ただし、これはあくまでも全てがスムーズに進んだ場合の計算であり、「より現実的なのは5月だろう」としている。

よって、メッツは少なくともシーズン最初の1ヶ月はエースの千賀を欠いた状態で戦うことになる。デービッド・スターンズ編成本部長は「我々にはたくさんの選択肢がある」と現有戦力を競わせる方針を示しており、昨季9勝を挙げたタイラー・メギルが最有力候補と目されている。このまま順調にいけば、ホセ・キンタナ、ルイス・セベリーノ、ショーン・マナイア、エイドリアン・ハウザー、メギルの5人で開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

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