マルティネスが拒否したジャイアンツのオファーは1年1400万ドル

ジャイアンツは大砲ホルヘ・ソレアと3年4200万ドルの契約を結んだが、その前にJ・D・マルティネスに対してオファーを提示していたことが明らかになった。「NBCスポーツ・ベイエリア」のアレックス・パブロビッチ記者によると、マルティネス陣営はジャイアンツからのオファーに対してカウンターオファーを提示したものの、その内容はジャイアンツにとって受け入れがたいものだったようだ。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は、ジャイアンツが提示したオファーが1年1400万ドルだったことを報じている。

ジャイアンツがソレアと結んだ3年契約は年平均1400万ドルである。マルティネスに1年1400万ドルのオファーを提示したことと併せて考えると、ジャイアンツは打線の中軸を担う強打者を獲得するために1年あたり1400万ドルという予算を用意していたのだろう。年俸2000万ドルを希望しているマルティネス陣営はもちろんジャイアンツからのオファーを拒否。ジャイアンツは年平均1400万ドルという条件を受け入れたソレアと3年契約を結ぶことになった。契約年数の違いは両者の年齢の違いによるものだろう(マルティネスは1987年生まれ、ソレアは1992年生まれ)。

フェインサンド記者は「マルティネス陣営は年俸2000万ドルを希望しており、それに近い金額であればオファーを受け入れていた可能性がある」と指摘。1年1400万ドルというオファーは、マルティネス陣営にとって、あまりにも安すぎたのだろう。よって、マルティネス陣営がジャイアンツに提示したカウンターオファーは1年2000万ドル、あるいは2年4000万ドルのようなものであったことが推測できる。

マルティネスはレッドソックスとの契約最終年だった2022年に打率.274、16本塁打、62打点、OPS.789と数字を落としたものの、1年契約でドジャースへ移籍した昨季は打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893と強打が復活。3年連続6度目のオールスター・ゲーム選出を果たし、ドジャースの「100打点カルテット」の一角を担った。一時は古巣ダイヤモンドバックスへの移籍が有力視されたが、ダイヤモンドバックスはすでに指名打者の補強を終えており、マルティネスはFA市場に売れ残った状態となっている。

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