さいたまから氷見応援 海産物ナイト、能登復興に願い込め 即売やブリ解体ショー

氷見産の寒ブリ解体ショーに見入る来場者=さいたま市内

  ●北陸ゆかりの110人集う

 能登半島地震チャリティー支援実行委員会の氷見海産物ナイトは24日、さいたま市の呉竹荘で開かれ、北陸にゆかりのある110人が氷見産寒ブリの解体ショーや越中おわら節など多彩な催しを通して氷見の被災地に思いを寄せ、一日も早い復興を願った。

 埼玉で会社を経営する人や観光に携わる人らが集まった。

 会場では、富山湾で水揚げされた海産物の即売会が行われた。10キロを超えるブリの解体ショーも人気を集め、来場者は刺身や煮物などに舌鼓を打った。参加費の一部は被災地に寄付される。

 氷見市とさいたま市は、女性経営者が地域振興をテーマに意見交換する「全国おかみさん交流サミット」などを通して親交を深めている。氷見海産物ナイトは、関東からの支援の輪を広げるため、NPO法人全国おかみさんの会の清水志摩子理事長と丸山晃さんが中心となって企画した。

 清水理事長は「少しでも被災地の力になれるよう、私たちの思いを氷見に届けたい」とあいさつし、丸山さんは観光面での支援を呼び掛けた。リモート参加した氷見市観光協会の松原勝久会長は会の開催に感謝を示し、氷見産の食材の魅力をアピールした。

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