復興願う書画展示 高岡関野神社、松隈さん奉納

復興を願って揮毫された書画=高岡市末広町の高岡関野神社

  ●「祈り想いが龍となり 愛と幸せをとどける」

 高岡市末広町の高岡関野神社は25日までに、能登半島地震の復興を願う書画を幣拝殿(へいはいでん)に展示した。

 書画は縦1.8メートル、横3.7メートルで、東京の書家松隈恵理子さんが「祈り想いが龍となり愛と幸せをとどける」と揮毫(きごう)。高岡大仏の前で、復興を願う人々の思いが龍の姿となって舞い上がり、被災者の心に届く様子を表現した絵も描かれた。

 市出身のアルトサックス・フルート奏者Miwakoさんらが4日にウイング・ウイング高岡で開いたコンサートの会場で、松隈さんが制作した。Miwakoさんの知人である同神社職員を通じて奉納された。

 書画は年内展示される予定で、山田隆芳宮司は「迫力ある昇り龍のように、これからは上昇する年になってほしい」と話した。

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