「コートジボワール戦と被って見えて」「正直、ビビっていましたよね」鄭大世のイラン戦回顧「思い通りにならない時の崩れ方は昔も今も一緒」

「正直、ビビっていましたよね。ロングボールを放り込まれてから腰が引けていた」

アジアカップで1-2と敗れたイラン戦を受け、元Jリーガーの鄭大世氏は日本代表の戦いぶりをこう回顧。これが何に似ていたかというと、14年ワールドカップの「コートジボワール戦」と鄭大世氏は言う。

「すごく被って見えた。ドログバが投入されたら(日本は)怖気ついて(あの時も1-0から逆転された)。思い通りにならない時の崩れ方は昔も今も一緒だと思いました」

18年ワールドカップのベルギー戦もそうだろう。2-0とリードしながら1点を返されると完全に押し込まれ、最終的に2-3と逆転負けを喫している。

「ベルギー戦も同じですが、コートジボワール戦はドログバが入ってきたらみんなあたふたして、一瞬でやられて」

そう指摘した鄭大世氏が勝つうえで重要と強調するのは「メンタリティの部分」。

「イランは強かったです。でも、それは技術じゃなくて、メンタリティの部分ですね」

イラン戦の日本代表のメンバーが怖気ついていたかは正直、分からない。ただ、いずれにしても技術以外のところに問題があったのは明らかだろう。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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