凜/東急不動産住宅事業ユニット・堀光早紀さん、チームでの街づくりが魅力

入社後4年間、共同住宅の分野で経験を積んだ。現在担当しているのは分譲住宅の開発。延べ約2万平方メートルのマンションなど、複数の建物を新築している。以前は賃貸住宅の改修を手掛け、完成した建物がグッドデザイン賞を受賞。宝物となった経験を胸に秘め、責任の大きな仕事に日々悪戦苦闘している。
学生時代はチアリーダーなどで活躍し、チームで一つの物を作り上げるやりがいを感じた。同様にチームでまちづくりに取り組み、社会を大きく変えていける不動産業界に魅力を感じて就職先を決めた。
入社後初めて手掛けた賃貸住宅の改修では、元の形や特徴を生かして別の物に生まれ変わらせる「アップサイクル」をコンセプトに据えた。建物自体がアップサイクルだが、間伐材を積極的に使うなど、コンセプトをさらに強く押し出せるよう知恵を絞った。「図面で見ていた物が実際に形になっていくのを見て、楽しさを実感できた」という。
完成した「コンフォリア高島平」(東京都板橋区)が2023年度グッドデザイン賞「中・大規模集合住宅部門」を受賞した。「コンセプトをしっかり据えて計画したことが評価につながったのではないか」と笑顔を見せる。
今後は「当分、住宅のプロとして認めてもらえるよう経験を積んでいきたい」と望む。将来、さまざまな分野の開発事業で活躍できるよう努力を続けていく。
東急不動産住宅事業ユニット首都圏住宅事業本部(ほりみつ・さき)

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