夜の観梅、見物客にぎわう 歴代梅大使おもてなし 茨城・水戸

水戸城跡の大手門前で梅大使との記念撮影を楽しむ来場者たち=水戸市三の丸

「水戸の梅まつり」が開かれている茨城県水戸市で夜の観梅を楽しむ「夜・梅・祭」の第1夜が24日夜、同市三の丸の弘道館と水戸城跡で開かれた。咲き誇る梅を彩るライトアップや歴代の水戸の梅大使らによるおもてなしがあり、多くの見物客でにぎわった。

弘道館公園の梅林には満開に近い白や薄桃色の梅の花が闇夜に浮かび上がり、園路を照らすちょうちんとともに、幻想的な雰囲気を漂わせた。花の香りを確かめ、写真を撮るなどして祭りを楽しむ家族連れなどの姿が見られた。

この日は、2002~24年の歴代の梅大使約90人が集まった。水戸城大手門前など会場内の七つのスポットで来場者をにこやかに出迎え、一緒に記念写真に納まるなどしてもてなした。

同市立第二中の正門前では、赤いじゅうたんの上を年代別に大使らが歩く「振り袖コレクション」も行われた。来場者からは「きれい」「(振り袖が)青い時代もあったんだね」などと歓声が上がった。

第2夜は3月2日、同市の偕楽園で開かれ、キャンドルアートや花火の打ち上げなどが予定されている。

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