シンガポール民間航空庁（CAAS）は、シンガポール発のフライトで持続可能な航空燃料（SAF）税を2026年から導入する。
SAFの購入費用に充てるもので、2026年からシンガポール発のフライトではSAFの使用が義務付けられる。使用量の目標を2026年に1％、2030年までに3〜5％を目標とする。
徴収額はSAF目標と価格の予測に基づいて算出され、実際の価格が予測値と異なる場合でも変更されない。移動距離や客席クラスに応じて徴収し、例えばシンガポールから東京へのエコノミークラスのフライトでは、6シンガポールドル（約672円）を見込んでいる。上級クラスを利用する場合にはより高い金額を支払う必要がある。
現在、シンガポール・チャンギ国際空港発のフライトでは、旅客サービスおよび保安料を4,870円、航空開発税を1,210円、航空税を900円徴収しており、旅客サービスおよび保安料は4月にも値上げされる。
CAASは関係者との協議を継続し、2025年にも詳細を発表する。
