DAZN同時視聴制限に川崎OB「不便すぎ」ロケーション追加できないと苦情も

DAZN 写真:Getty Images

1993年5月15日の開幕と同じ対戦カードである「東京ヴェルディ対横浜F・マリノス」が今月25日に国立競技場で開催されるなど、開幕節から盛り上がっている2024シーズンの明治安田J1リーグ。今季も全試合インターネット動画配信サービス『DAZN』で放送されるが、同サービスの月額料金値上げにくわえて、「同時視聴制限」に多くのファン・サポーターから戸惑いの声や苦情が。川崎フロンターレOBの武岡優斗氏もJリーグ開幕前の仕様変更に疑問を抱いている。

DAZNは今年2月14日から3年連続となる月額料金値上げを実施するとともに、同時視聴制限を開始。J1開幕日の今月23日にX(旧ツイッター)では「同時視聴をすると視聴がブロックされる」といった報告が多く見られる中、DAZNヘルプの公式Xアカウントは同日深夜に「同時視聴制限に関するポップアップ表示でご不便をおかけしており申し訳ございません。2024年2月14日以降、複数端末にて同時視聴される場合、1IP接続に制限されるようサービス内容が変更させていただいております」と案内している。

DAZNの仕様変更による問題を抱えているのは、ファン・サポーターだけではないようだ。かつてサガン鳥栖、横浜FC、川崎、ヴァンフォーレ甲府、レノファ山口でプレーしていた武岡氏は、25日夜にXを更新。

「家で誰もDAZN見てへんのに、外で携帯でDAZN見ようとしたら、『同時視聴なんたら』とか出まくる。w」と事象を報告すると、「調べるとIPアドレスどうのこうのって。(そもそも、誰も見てへんし同時視聴してへんのに何で?誰か教えて笑)」とファン・サポーターに質問。「不便過ぎて、流石にしんどいなw 一体誰得なんやろ」と疑問を投げかけると、多くの賛同メッセージが寄せられている。

また「同じIPアドレスのみ2視聴同時出来る形に改悪されたので、テレビも毎回ログアウトしないと、観ていなくても違うIPアドレスで観てると判断されている可能性があります」と指摘を受けると、武岡氏は「マジでめんどいやつですそれ。笑」と反応した。

なおXでは「ロケーションの追加ができない」という苦情が殺到。DAZNヘルプの公式Xアカウントは「追加機能の購入に関しまして、ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。 本案件に関しては、現在至急確認を行っている段階でございます」と回答している。

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