米SAG賞、最高賞は「オッペンハイマー」 オスカー有力に

Lisa Richwine Danielle Broadway

[ロサンゼルス 24日 ロイター] - 米アカデミー賞の前哨戦の一つ、米映画俳優組合員賞(SAG賞)の授賞式が24日にロサンゼルスで開催され、映画部門では原爆発明者の生涯を描いた「オッペンハイマー」が最高賞のキャスト賞に輝いた。

同作では、主人公の科学者を演じたシリアン・マーフィーが主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞を受賞した。

アイルランド出身で、ミュージシャンから俳優に転向したという経歴を持つマーフィーは、これまで「よそ者」と感じることも多かったが、米俳優組合(SAG─AFTRA)から選ばれた今回の賞は「私にとって特別なもの」と語った。

来月開催されるアカデミー賞も俳優が投票者の多数を占めるため、SAG賞の結果は例年注目されている。

このほか、主演女優賞は「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」のリリー・グラッドストーンが受賞。俳優やプロデューサー、監督、歌手などとして活躍したバーブラ・ストライサンドに生涯功労賞が贈られた。

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