糖類ゼロで合成甘味料も不使用! ノンシュガーチョコ「草加モノづくりブランド」に 新たに3件認定

ノンシュガーチョコレート

 埼玉県草加市が誇る優れた製品や食品、技術を認定する本年度の「草加モノづくりブランド」に、避難防災用品の「避難くん」(製品部門)、ノンシュガーチョコレート(食品部門)、摩擦圧接接合技術(技術部門)の3件が新たに認定された。

 避難くん(日本エイテックス社)は、災害時に保育士1人が最大3人まで乳幼児を抱えることが可能なベストタイプの避難補助具。2011年の東日本大震災時に被災した保育園から、緊急時にベビーカーが使えないとの声を受けて開発した。

 ノンシュガーチョコレート(フクイ社)は、糖類ゼロで合成甘味料も不使用。ココアバター以外の代用油脂を使用せず、滑らかな口溶けが特徴。従来のチョコレートに比べてカロリーも低い。

 摩擦圧接接合(セイコー社)は二つの金属材料の一方を高速回転させ、もう一方を押し付けることで摩擦熱を生み出し、接合させる技術。強度にも定評がある。

 同ブランドは草加商工会議所などで構成される実行委員会が、草加のモノづくり技術を広く発信する制度。06年8月に創設された。07年から認定が始まり、本年度の3件を含めて現在34製品、6技術、4食品が選ばれている。

 問い合わせは、同会議所(電話048.928.8111)へ。

避難防災用品の「避難くん」

© 株式会社埼玉新聞社