“推し力士”見つけて…埼玉栄高OB・元豊真将ら、さいたま市長訪問 4月に「さいたまスーパーアリーナ場所」

日本相撲協会巡業部の立田川親方(中央)と全栄企画の石塚仁基代表取締役(右)が清水勇人市長に巡業をPRした=21日午前、埼玉県さいたま市役所

 埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナ内コミュニティアリーナで4月14日に「春巡業大相撲さいたまスーパーアリーナ場所」が開催される。

 開催を前に、日本相撲協会の立田川親方(元小結・豊真将=23日付で錣山親方を襲名)や主催の全栄企画の関係者が21日、清水勇人市長を訪問し、大会への思いを語った。

 同所での開催は2022年の夏巡業以来2回目。力士は総勢約120人が参加し、埼玉出身の力士も多く登場する。清水市長は「さいたまから大相撲を盛り上げていけるように応援していきたい」と話した。

 立田川親方は同市西区の埼玉栄高校相撲部OB。同部出身の大関貴景勝や新大関に昇進した琴ノ若の活躍に触れつつ、「さいたまは第二のふるさと。地域のみなさんに楽しんでもらいたい」と話した。

 本場所との違いについても説明。「本場所は真剣勝負の場所だが、巡業は力士とのふれあいの場。稽古を目の前で見て、握手やサインもできる。推し力士を見つけてもらいたい」と語った。

 全栄企画の石塚仁基代表取締役は「前回はコロナまっただ中での開催だったが、今年は目標の5千人がいっぱいになる見込み。ぜひさいたま市にもお力添えいただきたい」と呼びかけた。

 午前9時開場で、現在チケットを販売中。詳しくは全栄(Zen―A)公式サイトへ。

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