渡辺謙 「堺正章さんとおでん屋でベロベロになってる時に…」マネジャーから緊急連絡が…「帝国ホテルで」「無理!」

俳優の渡辺謙が25日放送の『ニノさんとあそぼ2時間SP』に出演。自身が出演した映画『ラスト サムライ』のオーディションにまつわるエピソードを披露した。

番組では、『渡辺謙と行く!1泊2日東北ツアー!』と題して、東日本大震災発生直後から被災地支援を続け、現地の人とはほとんど顔見知りという渡辺が、二宮和也や菊池風磨、吉村崇らに岩手県陸前高田や宮城県気仙沼周辺を案内。地元で愛される炉端(ろばた)焼きの名店や、震災後に建てられたというバッティングセンターなどを巡ったほか、自身が10年前にオープンさせたカフェなどに足を運んだ。

渡辺といえば、27歳の時に、NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』の主役をつとめ、その後数々の映画やドラマを経験。2003年にはハリウッド映画『ラスト サムライ』に出演し、アカデミー賞やゴールデングローブ賞などの助演男優賞にノミネートされ、日本が誇る世界的名俳優となった。

東北ツアーで最初に訪れた中華料理店では、そんな渡辺がハリウッド映画出演にまつわるエピソードを披露。二宮と共演した映画『硫黄島からの手紙』での思い出などを語った。その中で、二宮から「ラスト サムライの時はオーディション受けたんですか?」と聞かれた渡辺は「受けたよ、だってあれ200人くらい受けたんだよ、俺の役で」と映画出演の経緯を明かした。

1次オーディションでは実技をすることなく15分ほどの面談のみが行われたそうで、内容も好きな俳優や映画に関する世間話だったという。その後、渡辺は2次オーディションに進むが、その知らせを聞いたのはなんとオーディションの前日。渡辺は「その日、堺正章さんとゴルフしてたの。ゴルフしておでん屋で日本酒ガンガン飲んで、すんげーベロベロになっている時に電話かかってきて。マネジャーから、“明日ちょっと帝国ホテルでオーディションやるんですけど来られませんか”って」と突然の連絡に驚いたそうだ。

さらにマネジャーから「家にもう台本ファックスしといたんで、それちょっと覚えてきてください」と言われたという渡辺は「無理!」とその時の感情を再現。「もう覚えられないから、とりあえずもう読むだけって言って、翌日行って、そんな感じ」と語り、映画出演までの流れを説明した。

まさかのエピソードを聞いた一同は驚きのリアクション。「突然来るんですね」と、渡辺の豪快なエピソードと共に、オーディションの様子に感慨深げに反応した。

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