小池知事 多摩モノレール延伸に意欲

瑞穂町で多摩モノレールの延伸に関する講演会が開かれ、登壇した小池知事が延伸への意欲を示しました。

小池知事は瑞穂町で、多摩摩地域を結ぶ交通網多摩モノレールの延伸について講演しました。

小池知事:「多摩都市モノレールいよいよ延伸で、切り開いていく多摩の未来の街づくりをともに進めていきたいと考えております」

多摩モノレールを東大和市にある北の終点・上北台駅から瑞穂町にあるJR箱根ヶ崎駅前までの約7キロを延伸する計画を東京都が示していて、認可に向け各地で住民説明会が開かれています。

新しい駅の設置が計画されている瑞穂町では駅周辺の街づくりのアイデアを市民から募っていて、来月、基本構想が発表される予定です。

多摩モノレールで延伸が検討されている3つの区間について詳しく見ていきます。検討されているのは、箱根ヶ崎方面・町田方面・八王子方面の3区間です。

町田方面については東京都が新年度から事業化に向け、費用対効果や収支の採算性などを調査していく方針を去年の年末に示しています。八王子方面は現在、検討中の段階で、3つの区間の中では、箱根ヶ崎方面の事業が最も進んでいます。東京都が都市計画案を示し、住民への説明会が開催されています。東大和市・武蔵村山市・瑞穂町をまたがる約7キロを結ぶ計画で、開業の目途は2030年代半ばとなっています。都内の市で唯一、駅がなかった武蔵村山市としては待望の延伸となりますね。

今後の都市計画の流れとしては、都が策定する都市計画の決定が1~2年後、その計画を国土交通省に申請し、国の認可が出るのが、2~3年後と見られています。その後、住民への説明や工事を経て2030年代半ば、ということで、10年後ぐらいには工事が完了すると見込まれています。そして、箱根ヶ崎方面への延伸の事業費は、約1000億円となっています。延伸に合わせて新たな街づくりも進みますから、地域の活性化に期待したいと思います。

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