タオが個人事務所CEOらを告発、10年来の信頼関係も「利益を損なう行為」

中国の歌手で俳優のタオ(黄子韜/ホアン・ズータオ)の個人事務所がSNS・微博(ウェイボー)を通じ、同社のCEOおよび業務担当者に対する調査を開始したことを発表した。

韓国の男性グループ・EXOの元メンバーとしても知られるタオは、2016年に個人事務所の龍韜娯楽を設立した。25日、同社CEO兼タオのマネジメント担当者の倫(ルン)氏および業務担当者の2人について、「23年の内部調査の結果、重大な職務怠慢と会社およびホアン・ズータオ氏の利益を損なう行為があった」と公表。また、このたび訴えた被害の内容については「法執行機関の捜査結果が示す」として、具体的な記述を避けた。

中国の企業情報データベース「天眼査」によると、龍韜娯楽は資本金450万元(約9400万円)で16年に設立され、法定代表者は倫雨喬(ルン・ユーチャオ)、常務取締役はホアン・ズータオとなっている。中国メディアによると、今回の告発にあったCEOの倫氏はもともとタオのアシスタントを務め、2人の関係は10年にも及ぶという。

今回の声明文についてウェイボーには、「具体的な事情は分からないが、信頼する人に背後から刺されるなんて、タオの心境を考えただけで胸が痛む」「きっと長いこと耐えた末の決断だろうと思う」「膿を出し切って心機一転、頑張ってほしい」などといったエールが集まっている。(Mathilda)

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