サイトロンジャパン、カーボン三脚「SCT-33/AD-SW三脚」とレデューサー、ステップアップリングを発売

株式会社サイトロンジャパンは、サイトロンジャパンブランドの新商品カーボン三脚「SCT-33/AD-SW」、「レデューサー0.75×アメリカンサイズ」、「ステップアップリング 36-48」を2024年2月28日に発売する。希望小売価格はいずれもオープン。市場想定価格は以下のとおり。

  • SCT-33/AD-SW三脚:税込70,000円前後
  • レデューサー0.75×アメリカンサイズ:税込5,000円前後
  • ステップアップリング 36-48:税込2,000円前後

SCT-33/AD-SW三脚

SCT-33/AD-SW三脚は、天体撮影用に特別に開発されたカーボン三脚。天体望遠鏡用としても一般カメラ用としても使用できる。

40/36/32/28mm径の11層カーボン

40/36/32/28mm径の11層カーボンパイプを採用。軽量ながら強度を兼ね備えており、安定した撮影を可能する。

航空機内への持込みが可能

4段構造を採用したことで、縮長はわずか約325mmと小型化を実現している。主な航空会社の機内持込制限内に収まるサイズのため、手荷として機内に持ち込むことで貨物室への預け入れによるカーボンの破損などの事故を防ぐことができる。日食観測などの海外遠征にも最適だとしている。

安定性に優れる大きめの開脚角度

三脚のそれぞれの開脚角度はワンタッチで三段階に変更が可能。赤道儀と望遠鏡搭載時の安定性を考慮し、通常使用時にも一般の撮影用三脚に比べて大きめの開脚角度になっています。最開脚時の全高は約112mm(カメラ雲台アダプター、ステンレス製石突き装着時)で、マクロ撮影などのローアングル撮影にも対応できる。

アダプターの交換により様々な架台に対応可能

三脚上部のアダプターを交換することにより、一般のカメラ用雲台や他社製赤道儀にも対応可能。付属のアダプターはSky-WatcherのEQ5、EQ3、EQM35の他に、ビクセン社の旧SP、GP、GPDシリーズなどにも対応する。一般的なU1/4-3/8ネジ対応アダプターも付属し、赤道儀用としてだけではなく、一般撮影用の三脚としても使用できる。

撮影スタイルに合わせて選べる石突

交換式の石突を採用。ステンレス製石突とゴム製石突が標準付属。使用目的に合わせて交換可能できる。

便利な付属品類

水準器が装備されており、機材の正確な設置に役立つ。また持ち運びに便利な専用ソフトケースが付属。気軽に持ち運びができる他、遠征時に三脚を外的要因による損傷から守る。

主な仕様

  • 開脚調整機構付き

※SW-EQアダプター対応機種:Sky-Watcher EQ3、EQ5、EQM35、AZ-EQ5GT、ビクセン旧GP、GPD2(接合部直径60mm)

レデューサー0.75×アメリカンサイズ

天体用CMOSカメラのノーズピースに取り付けることで、より広範囲を撮影できるようになる。F5~F6のアクロマート鏡筒で電視観望をするのに適しているという。アメリカンサイズのフィルター(ネジピッチ:0.6mm)も取り付け可能。

主な仕様

ステップアップリング 36-48

Askar FMA135鏡筒の筒先に「ステップアップリング36-48」を取り付けることで、48mm規格のフィルターを使用できるようになる。

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