豪レアアース大手ライナス、7─12月期は利益が予想上回る

Poonam Behura

[26日 ロイター] - オーストラリアのレアアース(希土類)大手ライナス・レアアースが26日発表した上期(2023年7─12月)決算は、利益が市場予想を上回った。決算を受けて株価は一時2.6%上昇した。

上期の純利益は3950万豪ドル(2588万米ドル)だった。前年同期の1億5010万豪ドルからは減少したが、ビジブル・アルファがまとめた市場予想の2570万豪ドルは上回った。

同社は「中国経済の回復は価格トレンドの変化を引き起こす主要因だ」と説明した。

12月期に6週間操業を停止していたマレーシアの工場について、改修が完了して1月に稼働を再開したと明らかにした。

アマンダ・ラカーズ最高経営責任者(CEO)は「24年度はライナスにとって過渡期であり、上期の成果が将来の成功に向けた基盤となった」と指摘した。

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