愛猫との『最期のお別れ』が近づいたらするべき4つのこと あとあと悔いを残さないために

猫の最期を知らせるサイン

猫は自分の死期を悟ると、さまざまなサインを出してくれます。

隠れる

自分の弱った姿を見せないように、隠れて回復しようとすることがあります。

猫の本能的な行動で、普段と違う場所に入ったり、隠れ場所を探してうろうろとしている場合は落ち着ける場所を用意してあげましょう。

構いすぎは良くないですが、隠れているときも様子に変化がないか確認するようにしてください。

甘えてくる

普段は甘えてこない猫も、死期を悟ることで飼い主に甘えてくることがあります。

いつも以上に甘えてくるようであれば、満足するまで甘えさせてあげましょう。

寝る時間が増える

元々寝ている時間が長い猫ですが、食事やトイレにもたたず寝床にいる場合は注意が必要です。

病気や体の痛みがある場合もありますし、動かなければ床ずれしてしまうことも。

動く時間が極端に減ったのであれば、一度動物病院へ連れていきましょう。

体重の減少

高齢期に入ると、食事をしていても体が瘦せていきます。

極端に体重が減っているようなら獣医師に相談したほうが良いでしょう。

定期的な体重測定と、食べた量を測っておくと変化に気付きやすくなります。

粗相が増える

トイレ以外の場所で排泄してしまうことが増えるので、トイレ周りの見直しやオムツを使用しましょう。

体が汚れることが増えるので、清潔な状態を保つことも大切です。

猫とのお別れ前にするべき4つのこと

飼い猫が亡くなってから後悔しないためにも、お別れが近づいてきたら準備しておくことがあります。

1.自宅で看取れる環境を整える

猫が過ごしやすい環境で最期を迎えられるように、寝床やトイレなど使いやすいようにしてあげましょう。

日向ぼっこできるよう窓辺にベッドを置いたり、トイレに入りやすいよう低めのものや段差を付けてあげることでストレスなく排泄することができます。

食べるものも体調に合わせて変えてあげてください。

動けなくなることが増えるので、猫の体を綺麗にしてあげたり、猫の過ごす場所を清潔に保つようにしましょう。

2.医療費や通院の準備

猫の体が弱ってくると、通院する回数が増えます。そのため事前に医療費や通院する時間の確保をしておくことが大切です。

何かあった時すぐに診てもらえるように、若いうちから定期的な検診も受けておくようにしましょう。

3.一緒に過ごす時間を確保する

飼い主が最も後悔するのが、飼い猫と過ごす時間をもっと大切にしたかったということです。

猫は人間よりも年を取るスピードが早いため、想像より早く亡くなってしまうこともあります。

お別れが近づいたと感じたら、なるべく側にいられるように時間を作ることで後悔を減らすことができます。

4.ペットロスの対策

飼い主が避けられないのが、愛猫がいなくなったことによるペットロスです。

悲しみを無くすことはできませんが、早い段階から心の準備をしておくことでつらさを軽減させることはできます。

まとめ

いつかは必ず訪れる、愛猫の最期を後悔なく迎えられるように、早い段階から準備しておくことが大切です。

猫のためだけでなく、我々飼い主のメンタルケアのためにも、事前に準備しておくことで悲しみを最小限に抑えることもできます。

猫が穏やかに最期を迎えられるように、過ごしやすい環境を整えてあげましょう。

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