注目される大谷とフリーマンの打順 大谷は2番で好成績をマーク

今季のドジャースで注目されるのがムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、大谷翔平という「MVPトリオ」を打線の1~3番にどのように並べるのかということだ。ベッツが1番を打つことはほぼ確定しているが、フリーマンと大谷は2番と3番の両方をこなすことができる強打者である。デーブ・ロバーツ監督はすでに打順を決めているようだが、まだ発表していない。3選手が初めて同時にオープン戦に出場するとき、2024年のドジャース上位打線の並びが明らかになる予定だ。

ロバーツ監督は今季の打順を決めるにあたり、各選手と話し合いの場を設けたようだ。「特に強い意見は出なかった。彼らは打順に関してオープンだったよ。それは本当に重要だ。どこを打っても問題ないと言ってくれた」とロバーツ監督。フリーマンも「2番と3番、両方経験しているからどちらでも問題ないよ。1番だろうが、2番だろうが、3番だろうが、4番だろうが、5番だろうが、そんなことは関係ない。みんなが最大限の力を発揮できることが最も大切だ」とチーム優先の姿勢を示している。

フリーマンはキャリア通算で、2番打者として361試合、3番打者として1143試合にスタメン出場。2番で打率.319、OPS.944、3番で打率.300、OPS.906をマークしている。昨季は2番に固定され、161試合で打率.331、29本塁打、OPS.976を記録したが、2022年は2番で打率.299、OPS.863だったのに対し、3番では打率.355、OPS.980と打ちまくった。「2番でも3番でも問題ない」というフリーマンの言葉は事実を表していると言えるだろう。

一方、大谷はキャリア通算で、2番打者として240試合、3番打者として247試合にスタメン出場。2番で打率.278、OPS1.013をマークしているのに対し、3番では打率.271、OPS.856とやや数字が落ちる。昨季も3番(打率.253、OPS.875)より2番(打率.337、OPS1.207)のほうが圧倒的に数字が良かった。過去のデータに従うのであれば、2番に大谷、3番にフリーマンを置くのが理にかなっていると言えそうだ。しかし、出塁率の高いベッツとフリーマンのあとを大谷が打つことによって、打点の大幅増を期待することもできる。

果たしてロバーツ監督はどのように「MVPトリオ」を並べるのか。大谷のオープン戦初出場も決まり、最強の1~3番トリオがお披露目される日も近そうだ。

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