大阪大、監督教授ら談笑で苦情 「事実ない」再試験は行わず

 大阪大で25日に行われた法学部の入学試験で、監督を務めた教授らが談笑して試験を妨害したと複数の受験生から苦情が出ていたことが26日、大阪大などへの取材で分かった。大学は「談笑の事実はない」として、再試験は実施しないという。

 阪大などによると25日午後の国語の試験中、受験生から「長い時間談笑しているが試験に必要な会話なのか」と質問が出た。終了後には10人程度の受験生から同様の苦情があったという。受験生の一人は「ばかばかしいという言葉が聞こえ、大声で笑っていた。将来がかかった試験だったのに」と憤る。

 試験会場には約120人の受験生と、法学部の教授ら7人の監督者がいた。

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