深夜、無人の廃棄物リサイクル施設から出火 「報知器が鳴っている」と119番、13時間以上鎮火せず 鹿児島・姶良

暗闇に向け、黒煙を噴き上げて燃える丸山喜之助商店鹿児島中央資源化センター=26日午前0時、姶良市加治木町西別府

 25日午後10時50分ごろ、鹿児島県姶良市加治木町西別府の廃棄物リサイクル中間処理施設「丸山喜之助商店鹿児島中央資源化センター」(約1800平方メートル)で、同センターの警備会社から「自動火災報知器が鳴っている」と119番があった。少なくとも消防車8台が出動し消火を続けているが、約13時間が経過した26日正午現在も鎮火には至っていない。

 県警姶良警察署によると、出火時は営業時間外で、建物内は無人だった。現在まで人的被害や近隣の建物への延焼は確認されていない。

 現場に駆け付けた警備員は「煙が出て窓が炎で赤く染まっており、初期消火は諦めざるを得ない状態だった」と話した。

〈別カット〉炎の塊となった廃棄物の山の前に立つ消防隊員ら=26日午前3時40分、姶良市加治木の丸山喜之助商店鹿児島中央資源化センター

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