中国江蘇省、24年の重点産業プロジェクト600件を発表

中国江蘇省、24年の重点産業プロジェクト600件を発表

本体工事が完了した、江蘇省南京市の金融城第二期(東区)のメインビル。(1月16日、小型無人機から、南京=新華社記者/李博)

 【新華社南京2月26日】中国江蘇省工業・情報化庁はこのほど、2024年の重点産業プロジェクトリストを発表した。同省は今年、既存産業の刷新、新興産業の発展、未来産業の育成の「三つの任務」に焦点を当て、力を合わせ、国際的に競争力ある現代産業拠点の建設を進めるという。

 同省が今年実施する重点産業プロジェクトは前年比100件増の600件、計画投資総額は17.8%増の1兆5498億元(1元=約21円)、年間投資予定額は15.0%増の3696億8千万元。プロジェクトを投資規模別にみると、10億~15億元のプロジェクトが25.8%増の322件、50億~100億元が51.1%増の68件、100億元以上が16.7%増の35件だった。外資および合弁プロジェクト(中国香港・マカオ・台湾地区の投資プロジェクトを含む)は125件で全体の25.5%を占めた。

 重点産業プロジェクト600件のうち、既存産業の刷新プロジェクトは106件で全体の17.7%を占めた。機械や繊維など既存産業の国内外における競争力の強化を図る。戦略的新興産業プロジェクトは417件で69.5%を占めた。第3世代半導体、水素エネルギー、新型エネルギー貯蔵、先端新素材、ネット通信など未来産業プロジェクトは77件で12.8%を占めた。

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