【ハービーベイ共同】オーストラリアで2019年に神奈川大付属高（横浜市）1年の男子生徒2人＝いずれも当時（16）＝が湖で溺れて死亡した事故で、東部ハービーベイの裁判所は26日、労働安全衛生法違反の罪に問われた引率教諭、湊谷真理被告（61）に「生徒が泳ぐことを防げたのに、適切に監督する義務を怠った」として罰金5万5千豪ドル（約540万円）の有罪判決を言い渡した。
湊谷被告はこの日初めて出廷。判決に先立つ罪状認否で訴追内容を認め、遺族らに謝罪した。裁判所は情状を酌量し、今回の判決を、湊谷被告のオーストラリア国内の犯歴に残さない措置を取った。事実上の刑の軽減となる。
