「ふろく本」の裏側を取材!お財布にタンブラー…「宝島社」のヒット作1位は?

今、本に雑貨などが付いた「付録付き本」が大人気。

多くの企業や人気キャラクターとコラボするなど、急速に市場が拡大しているんです。

今回は、最も多くの「付録付き本」を出版している『宝島社』を取材しました。

「付録付き本」のトップランナーを取材

「大体毎月30種類の企画を発売しているので、年間で300~350冊になる」と話すのは、宝島社 マルチメディア第5編集部の額谷浩子編集長。

2005年頃からブランドムックを始め、今はアイテムやジャンルを広げ、コンビニ展開などの販路も広がっているといいます。

ヒット商品の数々はどのように生まれているのか、宝島社の企画会議をのぞいてみると…

「バスってる」「インフルエンサー」といったワードが飛び交い、常にトレンドをチェックしている様子が伝わってきました。

また、実用的性のある身近なものも付録のアイデアにつながっているようです。

「宝島社」歴代ヒットシリーズBest3

そんな企画会議を経て誕生したヒット商品の数々。

額谷編集長に「歴代ヒットシリーズBest3」を教えてもらいました。

第3位は「すみっコぐらし お部屋ライトBOOK」。

シリコン製のボディがぷにっとかわいい「お部屋ライトシリーズ」は、シリーズ累計150万部を突破したそうです。

第2位は、累計400万部のお財布シリーズ。

有名ブランドやキャラクターとコラボした宝島社の大ヒット商品です。

額谷編集長は、「使い勝手にこだわって作っている」と話します。

第1位は、シリーズ累計720万部を突破した「真空断熱タンブラーBOOK」。

驚異の保温性が話題になり、大ヒットした商品です。

「最長で6時間ほど飲みごろの温度が続く」と額谷編集長。

コンビニなどのコーヒーカップがそのまま入るなど、利用者のことを考え尽くされた機能性もヒットの秘密です。

今後も大注目の「付録付き本」

付録を通して出版業界を明るくする「付録付き本」。

どのように進化を続けるのか、今後も目が離せません。

*みんテレ2月14日OAのものです

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