下帯姿の「はだか男」たちが押し合いへし合いもみ合い 天下の奇祭と名高い国府宮「はだか祭」

テレビ愛知

天下の奇祭といわれる稲沢市の「国府宮はだか祭」が2月22日(木)に行われました。今回は4年ぶりの通常開催。熱気いっぱいの国府宮神社から、長江麻美アナウンサーがリポートしました。

約7500人のはだか男が参加

はだか男

「はだか祭り」は1200年以上続く伝統の祭り。2024年の神男は「儺追殿(なおいでん)」と呼ばれる建物に入ります。今年の神男は長久手市の大くわ佑起さん(37)です。

2024年は約7500人のはだか男が参加。神男に触れることで厄を移すことができるため、はだか男は神男に触ろうともみ合いになりました。熱気の渦に包まれながら、儺追殿へと向かいます。

儺追殿には神男のOBが待ち構え、今年の神男を引き上げます。神男は相当な体力を消耗するため自力では立ち上がれない様子です。周りのはだか男たちに助けられながら、神男のOBの手をつかみます。

※大くわさんの「くわ」は、十に草冠に木

神男のOBが引き上げて儺追殿へ

奉納

儺追殿にまだ入らないでほしいという、はだか男たちの思いから逆方向に進んでしまう一幕も。会場の熱もかなり高まり、儺追殿に近づいたり離れたりが繰り返されました。

そして儺追殿に入り、大きな拍手が起こり無事奉納されました。はだか男や神男の熱気だけでなく、観客の熱気も最高潮に。会場全体が1つになったのを感じました。

(2月22日放送 テレビ愛知「5時スタ」より)

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