日本テレビ、23日に調査開始 「セクシー田中さん」問題

日本テレビ本社=東京都港区

 日本テレビが制作したドラマ「セクシー田中さん」の原作者である漫画家芦原妃名子さんの死去を巡り、同局は26日、社内特別調査チームが23日に調査を開始したと発表した。石沢顕社長は26日の定例記者会見で「今回の事態は極めて厳粛に受け止める。客観的に検証し、調査結果については適切なタイミングで公表すべき内容をお伝えしたい」と述べた。

 同局は「セクシー田中さん」も含め原作のドラマ化において、制作内容など詳細についての契約書は取り交わしていなかったと説明。会見に出席した福田博之専務は「(原作者らと)コミュニケーション不足だったかどうかも調査されると思う」と話した。

 同局によると、調査チームには外部有識者として、知的財産分野に詳しい早稲田祐美子弁護士と、メディアやエンタメ関係の実務に実績のある国松崇弁護士が参加。同局の山田克也取締役コンプライアンス推進室長と顧問弁護士の谷田哲哉氏も入る。原作を出版した小学館の協力も受け、関係者へのヒアリングを進めるという。

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