第30回全米映画俳優組合賞(SAGアワード)開催!『オッペンハイマー』最多受賞

第30回全米映画俳優組合賞(SAGアワード)開催!『オッペンハイマー』最多(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.

アカデミー賞の前哨戦として注目を集める第30回全米映画俳優組合賞(SAGアワード)授賞式が日本時間2月25日に開催され、映画部門ではクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が最多。テレビ部門では『一流シェフのファミリーレストラン』がトップに輝いた。

SAGアワードは、昨年長期にわたってストライキを行ったことでも知られる全米映画俳優組合が主催するもので、組合員の俳優たちによって選ばれる。今年は史上初めてNetflixが世界でライブ配信を行った。

原爆の父と呼ばれた天才物理学者ロバート・オッペンハイマーを描いた『オッペンハイマー』は、映画部門作品賞にあたるキャスト賞とキリアン・マーフィーの主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.の助演男優賞を獲得。

テレビ部門では、エミー賞で最多10冠を勝ち取った『一流シェフのファミリーレストラン』がここでも強さを見せ、最多3賞を獲得。『BEEF/ビーフ ~逆上~』が2つで続き、ファイナルを迎えた『メディア王~華麗なる一族~』はアンサンブル演技賞(ドラマ)を獲得した。

第30回全米映画俳優組合賞、主な候補者・候補作品は以下の通(★が受賞作品)。

【映画部門】

◆キャスト賞

『American Fiction(原題)』

『バービー』

『カラーパープル』

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

★『オッペンハイマー

◆主演男優賞

ブラッドリー・クーパー 『マエストロ:その音楽と愛と』

コールマン・ドミンゴ 『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』

ポール・ジアマッティ 『The Holdovers(原題)』

★キリアン・マーフィー 『オッペンハイマー

ジェフリー・ライト 『American Fiction(原題)』

◆主演女優賞

アネット・ベニング 『ナイアド ~その決意は海を越える~』

★リリー・グラッドストーン 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

キャリー・マリガン 『マエストロ:その音楽と愛と』

マーゴット・ロビー 『バービー』

エマ・ストーン 『哀れなるものたち』

◆助演男優賞

スターリング・K・ブラウン 『American Fiction(原題)』

ウィレム・デフォー 『哀れなるものたち』

ロバート・デ・ニーロ 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』

★ロバート・ダウニー・Jr. 『オッペンハイマー

ライアン・ゴズリング 『バービー』

◆助演女優賞

エミリー・ブラント 『オッペンハイマー

ダニエル・ブルックス 『カラーパープル』

ペネロペ・クルス 『Ferrari(原題)』

ジョディ・フォスター 『ナイアド ~その決意は海を越える~』

★ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ 『ホールドオーバーズ』

【テレビ部門】

◆アンサンブル賞(ドラマシリーズ)

『ザ・クラウン』

『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』

『THE LAST OF US』

『ザ・モーニングショー』

★『メディア王~華麗なる一族~』

◆男優賞(ドラマ)

ブライアン・コックス 『メディア王~華麗なる一族~』

ビリー・クラダップ 『ザ・モーニングショー』

キーラン・カルキン 『メディア王~華麗なる一族~』

マシュー・マクファディン 『メディア王~華麗なる一族~』

★ペドロ・パスカル 『THE LAST OF US』

◆女優賞(ドラマ)

ジェニファー・アニストン 『ザ・モーニングショー』

★エリザベス・デビッキ 『ザ・クラウン』

ベラ・ラムジー 『THE LAST OF US』

ケリー・ラッセル 『ザ・ディプロマット』

サラ・スヌーク 『メディア王~華麗なる一族~』

◆アンサンブル演技賞(コメディ)

『アボット エレメンタリー』

『バリー』

★『一流シェフのファミリーレストラン』

『マーダーズ・イン・ビルディング』

『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

◆男優賞(コメディ)

ブレット・ゴールドスタイン 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

ビル・ヘイダー 『バリー』

エボン・モス=バクラック 『一流シェフのファミリーレストラン』

ジェイソン・サダイキス 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

★ジェレミー・アレン・ホワイト 『一流シェフのファミリーレストラン』

◆女優賞(コメディ)

アレックス・ボースタイン 『マーベラス・ミセス・メイゼル』

レイチェル・ブロズナハン 『マーベラス・ミセス・メイゼル」

キンタ・ブランソン 『アボット エレメンタリー』

★アイオウ・エディバリー 『一流シェフのファミリーレストラン』

ハンナ・ワディンガム 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』

◆男優賞(ミニシリーズ&テレビ映画)

マット・ボマー 『Fellow Travelers(原題)』

ジョン・ハム 『FARGO/ファーゴ』

デヴィッド・オイェロウ 『Lawmen:Bass Reeves(原題)』

トニー・シャルーブ 『Mr. Monk's Last Case:A Monk Movie(原題)』

★スティーブン・ユァン 『BEEF/ビーフ ~逆上~』

◆女優賞(ミニシリーズ&テレビ映画)

ウゾ・アドゥーバ 『ペインキラー』

キャサリン・ハーン 『ちょっとステキな物語』

ブリー・ラーソン 『レッスン in ケミストリー』

ベル・パウリー 『正義の異邦人:ミープとアンネの日記』

★アリ・ウォン 『BEEF/ビーフ ~逆上~』

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