VリーグV1女子 V・レギュラーラウンド無敗のJTと連覇を狙うNECがファイナルへ

JTマーヴェラスとNECレッドロケッツがファイナル進出を決めた【写真:月刊バレーボール】

バレーボールの国内最高峰リーグ、2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子)のV・ファイナルステージが開幕。クォーターファイナル2試合が2月24日(土)、セミファイナル2試合が25日(日)に、いずれも柳アリーナ(東京)で行われた。

V・ファイナルステージはV・レギュラーラウンド(RR)上位6チームによって行われ、RRの順位により決定した組み合わせによる1戦方式のトーナメントで優勝を決定する。

クォーターファイナルの第1試合では久光スプリングス(RR3位)とトヨタ車体クインシーズ(RR6位)が対戦。RRでは2度対戦し、ともに久光がストレートで勝利していた。1セット目を先取するも、2、3セット目を失い追い詰められたトヨタ車体だったが、4セット目を奪い返しフルセットに持ち込んだ。迎えた最終セット、久光が先行するが、終盤に追いついたトヨタ車体が逆転に成功し、セミファイナル進出を決めた。

続く第2試合では、埼玉上尾メディックス(RR4位)とデンソーエアリービーズ(同5位)が対戦。RRでの対戦成績は1勝1敗だったが、今回はサラ・ロゾの18得点をはじめ、佐藤優花(17得点)、黒後愛(15得点)、青柳京古(10得点)の4選手が2桁得点あげるなどバランスよく攻めた埼玉上尾が3-1で勝利し、セミファイナルへと駒を進めた。

25日のセミファイナルではRR1位のJTマーヴェラスとRR2位のNECレッドロケッツが登場した。連覇を狙うNECは、接戦を勝ち上がってきたトヨタ車体と対戦。古賀紗理那がチーム最多の15得点で攻撃陣をけん引し、コンヨット・アチャラポーンがサーブで4得点を奪うなど試合を優位に進めたNECが圧倒し、2年連続でファイナル進出を決めた。

もう一試合ではRR無敗のJTが埼玉上尾と対戦。昨シーズンまで埼玉上尾に所属していたアライジャダフニ・サンティアゴがアタック決定率64.7%を記録し、ブロックでもチーム最多の3得点をあげるなど活躍を見せた。JTが勝利して、ファイナルへと駒を進めた。

久光とデンソーによる5位決定戦、トヨタ車体と埼玉上尾の3位決定戦は3月2日(土)に、JTとNECによる優勝決定戦は3日(日)に、いずれも高崎アリーナ(群馬)で行われ、今季の女王が決定する。

試合結果とファイナルの試合予定は以下の通り。

【V1女子 V・ファイナルステージ】

会場:片柳アリーナ(東京都)

<クォーターファイナル>

■2024年2月24日(土)

トヨタ車体クインシーズ(RR6位) 3(25-23,23-25,24-26,25-20,15-13)2 久光スプリングス(RR3位)

埼玉上尾メディックス(RR4位) 3(25-21,26-28,25-18,25-23)1 デンソーエアリービーズ(RR5位)

<セミファイナル>

■2月25日(日)

NECレッドロケッツ(RR2位) 3(25-15,25-17,25-16)0 トヨタ車体クインシーズ

JTマーヴェラス(RR1位) 3(25-16,23-25,25-20,25-20)1 埼玉上尾メディックス

<ファイナル>

会場:高崎アリーナ(群馬県)

※試合開始時間は予定

■3月2日(土)

[第1試合 12:00~]

5位決定戦

久光スプリングス × デンソーエアリービーズ

[第2試合 15:00~]

3位決定戦

トヨタ車体クインシーズ × 埼玉上尾メディックス

■3月3日(日)

優勝決定戦

[14:00~]

JTマーヴェラス × NECレッドロケッツ

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