中国の非銀行部門、1月の国際収支55億ドルの黒字

中国の非銀行部門、1月の国際収支55億ドルの黒字

中国国家外貨管理局。(資料写真、北京=新華社記者/劉開雄)

 【新華社北京2月26日】中国国家外貨管理局は23日、企業や個人など非銀行部門の1月の国際収支は55億ドル(1ドル=約150円)の黒字だったと発表した。為替市場は安定しており、国際収支はおおむね均衡を保った。市場の見通しも安定しており、為替取引は合理的で秩序立ったものとなった。

 うちモノの貿易は、資金純流入額が前年同月比10%増、前月比7%増となり、引き続き国際収支のファンダメンタルズ(基礎的条件)を安定させる役割を担った。外資による本土債券の買い越しは270億ドルで、関連資金の純流入額は過去最高水準を維持した。

 同局の王春英(おう・しゅんえい)副局長兼報道官は「将来の中国の為替市場には、安定した運営を維持する基盤と条件がある」と指摘。中国経済の回復と上向き基調は絶えず固まり、強化され、ファンダメンタルズによる為替市場を支える機能も依然として盤石であると述べた。「国際収支構造は強固で、内生的強靭(きょうじん)性の強化は、外部からの衝撃への対応にも役立つ」との見方も示した。

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