テレビ出演きっかけで「パニック障害」に...人気YouTuber告白 「心臓止まるんじゃないかって」経験振り返る

人気YouTuber・カノックスターさんが2024年2月24日に動画を公開し、テレビ出演がきっかけで、パニック障害を発症していたことを明かした。

「急に今まで感じたことないような心臓バクバク感」

カノックスターさんは「【告白】実はパニック障害で長年悩んでました」という動画を公開し、パニック障害に悩む視聴者から長文のDMが来たと報告しつつ、「俺も正直、本当に言ってなかったんだけど、パニック障害持ってて」と明かした。

最近では、特定の状況を避けたり対処できるようになったりと、ある程度コントロールできるようになったという。これまで公にしなかった理由は「『頑張って生活しているんだ』みたいに思われんのがすごい嫌でさ」といい、「無理矢理頑張ってるわけじゃないから」と余計な心配は望まないとした。

自身がパニック障害を発症したきっかけについて、約2、3年前に受けたという「テレビ番組でYouTubeの先生役になる」というオファーを振り返る。「その番組が悪いとか言ってるわけじゃない」とフォローしつつ、自分に合わない「熱血系」を求められたという。

経験したことがなかったという台本ありの撮影に、「あんまり緊張しないタイプなんだけど、結構やばいぐらい緊張しちゃって」と不安を感じたとのこと。いざ撮影が始まり、大勢の人やカメラに囲まれると、「その状況下が耐えられなくなっちゃって」「急に今まで感じたことないような心臓バクバク感」という状態になってしまったという。

その後、地方のイベントに出演する直前、人が大勢いると分かったうえで台本を渡された際に先の番組でのことがフラッシュバック。「心臓止まるんじゃないかっていうキュって感じとか、血の気が引いたりとか、全身の血がボンボンボンボンなる感じが一瞬でなっちゃって」と明かした。呼吸も苦しくなったため、トイレの個室に駆け込んで寝転がり、気持ちを落ち着かせたとのこと。

イベント後も特定の状況下で同じ状態を繰り返すようになり、精神科で薬をもらうようになったと説明。カノックスターさんによると、現在でもかしこまったレストランの注文やテレビ出演などで緊張するという。

一方、「ある程度、こういう状況になるようになっちゃったんだって風に受け入れたから。受け入れが大事だよね」と持論を展開。不安な場合は薬も飲んで対処できているとし、「精神科に行くっていうのは大事かもしんないよね」と訴えていた。

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