投資をしてみたいけれど資金がありません。あきらめるしか方法はないでしょうか?

投資や資産運用について

投資をしてみたいという段階の人は、投資や資産運用などについて、まだ知らないことも多々あるでしょう。まずは、投資や資産運用について整理しておく必要があります。

投資は、資産運用の一つの手法とされるのが一般的です。応援する国や企業などへ自分のお金を投じ、それによって利益を得ようとする行為が投資といえるでしょう。投資に関する金融商品には、株式や投資信託、債券などがあります。一方で、金融機関へお金を預ける預貯金も、資産運用の一つです。預貯金の金融商品には、普通預金や定期預金、積立定期預金などがあります。

預貯金に関しては、多くの人が経験しているでしょう。NISAなどで注目を浴びているのは、どちらかといえば投資による資産の運用や形成です。通常、投資によって得られた利益には課税されますが、NISAの制度内で運用をして得た利益には課税されません。これが、NISAが注目され、投資にも興味を持つ人が増えている大きな理由です。

100円から購入できる商品もある

説明したように投資には株式や投資信託、債券などさまざまな種類があります。また、株式よりも投資信託、投資信託よりも債券のほうがリスクが小さいとされるのが一般的です。比較的リスクがあまり高くはないといわれている投資信託からはじめる初心者が多いのは、そのためでしょう。ただ、株式や投資信託にも多くの金融商品が用意されており、それぞれでリスクが異なる点は押さえておかなければなりません。

そのうえで、たとえば投資信託では、100円から購入可能な商品もあります。100円のみの購入では、大きな利益は期待できないでしょう。しかし、この程度の少ない資金からでも投資をはじめられるとの認識は重要です。投資に興味があれば、資金がないうちは大きな利益を追求する前に、まずは少額からでもはじめてみましょう。それをきっかけに勉強する意欲も生まれ、まとまった資金が用意できるまでに、投資に関する多くの知識や情報を得やすくなる可能性があります。購入代金以外にも手数料などがかかる場合があるため、そうした点も考慮しながら商品や購入先を選択することも重要です。

投資資金を作る方法

少額からでも投資をはじめてみるとともに、さらなる投資資金を作るための行動もとってみましょう。ここでは、投資資金を作る方法をいくつか紹介します。

・節約をする

無駄遣いをやめたり固定費を見直したりして生活費を節約できれば、預貯金や投資へ回せるお金を捻出しやすくなるでしょう。収入が増えない限りは、基本的には節約する以外に継続的に投資資金を作る方法はありません。家計簿をつけるなどして、支出の改善を図ってみましょう。

・副業で収入を増やす

副業などをはじめ、本業以外の収入源を作るのも一つの方法です。アルバイトだけではなく、興味のある分野の情報をSNSやYouTubeなどで発信して収入を得るのもよいでしょう。得意なことや技術があれば、個人として仕事を請け負い、収入を得ることも可能です。

・不要なものを現金化する

家にある不要なものを売り、投資資金を作る方法もあります。洋服や家電、家具、おもちゃやゲーム、本など、一般的な家庭にあり、かつ現金化できるものは少なくありません。自宅の整理整頓も兼ねて、不要なものをフリマサイトで売ったりリサイクルショップなどに買い取ってもらったりしましょう。

投資は少額からでもできる

投資についての話題が日々飛び込んでくれば、興味を持つ人が増えるのも当然です。しかし、いざはじめようと思っても資金がないという人は少なくありません。とはいえ、投資信託の中には100円から購入可能な商品もあります。まずは、そうした少額投資が可能な商品から調べ、実際に購入してみるのも一案です。そのうえで、節約をしたり副業をはじめたりして、さらなる投資資金を工面するのもよいでしょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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