がん公表の英チャールズ国王、お見舞いカードに感謝

がん公表の英チャールズ国王、お見舞いカードに感謝(C)Zeta Image

今月5日にがんを公表し、外来で治療を受けているイギリスのチャールズ国王。7000通にも及ぶお見舞いカードが寄せられ、感激しているそうだ。

現地時間2月23日に英王室がX(旧ツイッター)を更新。「国王は、がん公表以来バッキンガム宮殿に寄せられたお見舞いのカードや手紙に目を通しています。書いてくださった皆さん、ありがとうございます」と綴り、国王がメッセージを読む映像を公開した。

映像では、「宮殿の通信チームでは、世界中から7000通以上の手紙やカードを受け取っています」と記され、子どもの字で「諦めないで。勇気をもって。無理しすぎないで。早くよくなりますように」と綴られたものや、首にカラーを巻いた犬のイラスト共に「少なくともあなたは首にガードを付けなくても良い」と記されたものなど、実際に届いたカードを紹介。

「国王には、日々の書類を入れる赤い箱を通じて一部を届けています。多くの皆さんが、自身のがんの経験をシェアしてくださり、他にも数多くのお見舞いや、早期回復へのアドバイスが寄せられています。時間を割いて書いてくださった皆さま、ありがとうございます。国王は、『親切な言葉に、心が安らぐとともに励まされる』と話しています」とした。

先月前立腺肥大治療のため入院した際にがんの一種が見つかったと、5日に公表した国王。がんの種類やステージ、予後など詳細は明かされていないが、外来で「標準的な治療」を開始したとし、スナク英首相の談によると、早期発見され全快が期待されているようだ。

21日には、がん公表後はじめてのリシ・スナク首相と謁見。Peopleによると、そこでも国王は「心温まるメッセージやカードを数えきれないほど受け取っている。読むと、涙がこぼれることが多い」と話していたそうだ。

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