湖南省資興市の鹿橋村でコンバインを使って稲刈りをする農家の人。（2023年10月31日撮影、資興＝新華社配信/李科）
【新華社北京2月26日】中国の国有銀行大手、交通銀行は2023年、食糧の安全保障や都市と農村の融合など重点分野に対する支援を強化した。23年末時点で食糧重点分野向け貸出残高は年初比23.2％、農村インフラ建設向け貸出残高は17.5％、農家向け貸出残高は34.5％それぞれ増加した。
同行は23年、食糧分野の主導企業とその産業チェーン関連企業との協力を深め、中核企業の産業チェーンについて、中小規模の食糧農業資材サプライヤーや栽培・飼育業者などに融資を提供し、種苗産業の基幹企業である国家種苗業フォーメーション企業に対する支援を強化した。
同行は農村建設および都市と農村の融合型発展への支援として、農村インフラ向け中長期信用貸出を増やし、県級行政区（県・県級市）や郷級行政区（郷・鎮）などから成る県域の新市民向け金融商品・サービスを充実させ、短期小規模貸付「恵民貸」など消費者ローンの普及を急いだ。
次の段階として、農業関連分野への信用貸出を増やし、サービスの能力、質、効率を引き上げ、農村振興の質の高い発展と農業強国の建設を支えるという。
