谷保駅は、昭和4年南武鉄道 分倍河原~立川駅開通時に開設されたもの。
「谷保」というのは、”湿地帯の多い台地”からできた言葉で
もともとは”やぼ”と呼ばれていました。
駅名を決めるときに「野暮」を連想されるので
「谷保はやほにしよう」と決まったものらしいです。
上りホームの横には、大寒桜の木があり
もうすぐ開花します。
谷保駅を出て、大学通りを北上していくと、左手にこんな銅像が。
「さんぽ」
そしてすぐ「パン・ド・カンパーニュ」というパン屋さんが
見えてきます。
たくさんのお客様がいるので、すぐわかります。
30~40代のママさんが圧倒的に多い。
この日は、ミルクフランスとクロワッサンを買いました。
駅に戻る途中に、アーケードのある商店街が3個見つかります。
ダイヤ街・谷保駅北口商店会・むっさ21。
ランチできるところも多いので、この商店街は便利です。
駅から立川よりに行き
直ぐの踏切を超えていくと”谷保天満宮”につきあたります。
東日本では最古の天満宮。
日本三大天神の一つ(ほかは亀戸と湯島)
珍しいのは、拝殿に向かうのに
階段を下りていく神社というところです。
階段を登る神社がほとんどなんだそうですよ。
いました!座牛。
海外の方に通訳している方がいて
この座牛、どんなふうに紹介しているんだろうなと興味を持ったのですが
近づいたら、沈黙されました。
まつられている菅原道真公が
「丑年。丑の日。丑の刻に生まれた。」
牛が好きだった。
ほかにもたくさん牛にまつわるエピソードがあり
天神様と牛は切り離せないものになっています。
「梅まつり」では合格ゼリーと合格まんじゅうが販売されています。
梅林の梅の木は年々増えて、現在350本になっているものだとか。
ちょうど、舞台が作られているところに出かけられ
「紅わらべ」を見ることができました。
これは、道真公が5歳の時詠んだといわれる和歌に
作曲・作舞をし、この時しか見られないものです。
2/24、ずっと天気が悪い中1日だけ晴天の日があり、
足場は悪かったのですが、何とか梅の香りに包まれて
踊りを見ることができました。
4人の中学生。素晴らしい演技でした。
情感たっぷり。
もう梅はちらほら散り始めています。
ここから、余力があれば
かつての谷保城跡「城山公園」にお出かけになるのもいいですね。