マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」について、県内の開業医らの約5割がカード読み取り時の不具合など、患者の手続きの際にトラブルがあったと回答していることが分かりました。
千葉県内の開業医や歯科医などで構成する県保険医協会は、1月から2月にかけ会員を対象にマイナ保険証に関する調査を実施しました。
その調査結果によりますと2023年12月から2024年2月上旬までにマイナ保険証に関するトラブルがあったと回答したのは、53.6%に上りました。
トラブルの内容は、カードリーダーでの読み取りエラーのほか、システムに登録情報が正しく反映されないケースなども見られたということです。
一方、現行の保険証を2024年12月に廃止するとしている政府の方針に対しては、「延期すべき」や「保険証は残すべき」と反対を示す回答が9割に上りました。