先週、34年ぶりに史上最高値を更新した日経平均株価は、26日も2営業日連続で最高値を更新しました。バブル期以来、34年ぶりという歴史的高水準です。福島県内の経済や家計への影響は今後出てくるのでしょうか。
26日の日経平均株価は一時300円近く値上がりし、3万9300円台をつけ、34年ぶりに史上最高値をつけた先週末に続き、連休明けの26日も取引期間中の史上最高値を更新しました。
この要因は何なのか。福島県郡山市にあるみずほ証券郡山支店の大関純一支店長に聞きました。
みずほ証券郡山支店・大関純一支店長「ニューヨークの半導体市場の好調や新NISAを活用した個人投資家の配当利回りの高い銘柄への投資など買いが入ってきている状況」
県内の支店では、株価上昇の影響もあり、去年末ごろから一般向けに開いている投資に関するセミナーの依頼が増えているといいます。
大関支店長「今まで投資していない人からも新NISAの問い合わせやセミナーの依頼が増えてきており、非常に関心が高まってきている」
一方、郡山市で街の人に聞くと、「実感がわかない」という声も聞かれました。
70代の会社員「影響はないですけど、会社も賃上げすればいいと思う。中小企業に回ってくればいい」 40代の会社員(投資家)「これからどっちに行くのかだが、上がってくれるとより投資にお金が回ると期待している」
今後、県内の経済や家計にも株価高騰の影響は出てくるのでしょうか。
大関支店長「今の株高の要因の一つに新NISAがある。今後さらに活用する人が増えればさらなる株式上昇への期待が持てる。県内経済や家計にもつながると思う」