「ヤマト王権は吉備の国が中心となって成立した」歴史学者・磯田道史さん その根拠とは?【岡山】

岡山市出身の歴史学者、磯田道史さんらが「古代吉備」について語るトークイベントが岡山市で開かれました。

トークイベントは郷土への理解を深めてもらおうとRSK山陽放送が開いたもので、約1300人が訪れました。

磯田さんらパネリスト3人は、「古代日本で絶大な権力を誇ったヤマト王権は、吉備の国が中心となって成立した」と主張。根拠として、王権の初期に作られた古墳=箸墓古墳に、吉備で生まれた土器が多く祀られていたことなどを紹介しました。

(磯田道史さん〈岡山市出身〉)
「『特殊器台』という土器が非常に重要。岡山市にある都月坂古墳からこんな模様の土器(【画像①②】)が出て来た。ヤマト王権の箸墓古墳からも、同じ紋様の土器が出てくる。これはびっくりですよ」

このイベントの模様は3月9日午後4時半から、RSKテレビで放送する予定です。

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