ウクライナ侵攻から2年… 信州の支援者「悲しいこと…」【長野】

24日、ロシアによるウクライナ侵攻から2年が経ちました。息の長い支援が求められる中、遠く離れた信州でも出来ることがあります。

■ウクライナ・ゼレンスキー大統領
「(死亡した)ウクライナ兵は3万1000人で、我々はとても傷心している」

ウクライナのゼレンスキー大統領は「3年目は転換点となる。戦争がどのように終わるかは今年にかかっている」として、支援の継続を訴えました。信州でウクライナへの支援を続け、戦闘の長期化に心を痛めている人がいます。

■小沢隆さん
「正直(戦闘が)始まったばかりの時は半年・1年くらいで終わるのかなと何の根拠もなくそう思っていた。『悲しいことだな』というのが率直なところ」

高森町に住む小沢隆さんはこれまで、町と協力して避難民・5家族11人を受け入れてきました。戦地で負傷した元・志願兵、イゴール・ユカリチュクさん。去年、小沢さんを頼って高森町で心と体の傷を癒やし、去年12月帰国しました。「退役軍人のためのリハビリセンターを作りたい」そう、話していました。

■イゴール・ユカリチュクさん
「戦争が終わっても普段の生活に戻れない人が多く出ると思います。その人たちのためにも作りたいです」

3年目に突入したロシアのウクライナ侵攻。

■小沢隆さん
「戦禍がひどくなるということになればそこに住んでいられないので、縁あった人間が(受け入れて)また来ていただくという可能性もゼロではない」

信州からも息の長い支援が求められています。

© 長野朝日放送株式会社